最近ますます注目度が高まっているアメリカのAUTEL ROBOTICS社のEVOⅡですが、特に赤外線カメラに熱視線が集まっているようですね。
DJIのMavic2シリーズもとても優秀な機体ですので、
EVO2を検討されているみなさまが気になっている、
EVO2シリーズとMavic2シリーズとの違いについてご紹介します。
(なお、各シリーズの機体は、EVO2シリーズはEVO2とEVO2Pro、Mavic2シリーズはMavic2zoom、Mavic2Pro、Mavic2Enterpriseとなります。)
EVO2の注目度が高い特徴はいくつもありますが、ここでは、以下の5点に絞って見ていきたいと思います。
(1)最大ズーム率
ズーム機能には主に3つあります。
①光学ズーム
②デジタルズーム
③ロスレスズーム(ハイブリッドズーム)
①と②は、どちらもズーム機能でありながら、仕組みは全く違うものです。
簡単に説明すると、①の光学ズームは普通のカメラと同じ仕組みです。
②のデジタルズームは、写った画像の一部を切り取って補完拡大します。
レンズを動かすことなく、コンピュータで処理で拡大できるため、
カメラやレンズの大きさがコンパクトになることがメリットである一方、
ズーム率を上げれば上げるほど、画質が荒くなってしまうことがデメリットです。
③のロスレスズーム(ハイブリッドズーム)は、①と②を掛け合わせて実現できる機能で、
ズーム率を上げても画質が荒くならない、とされています。
なお、DJIのosmo+にはロスレス2倍ズームが、
2020年10月に販売されたDJIのPocket2にはロスレス4倍ズームが搭載されています。
Mavic2シリーズは、Mavic2Proはズーム機能なし、
Mavic2zoomとMavic2Enterpriseは、光学2倍ズームとデジタル2倍ズームを搭載しています。
EVO2シリーズは、EVO2とEVO2Proのいずれも、デジタル4倍ズーム、3~4倍まではロスレスズームとなります。
(2)ジンバルの交換が可能
DJIでもMatriceシリーズならジンバル交換が可能ですが、
EVO2と同程度の大きさのMavic2シリーズは、ジンバル交換は不可能となっています。
EVO2シリーズは、ジンバル交換が可能であることも特徴的です。
EVO2シリーズのカメラは、以下の3種類があります。
①世界初の8K搭載バージョン
②絞り調整可能な6Kバージョン
③赤外線カメラ
EVO2をどれか1機種購入すれば、機体はそのままで、追加でジンバルカメラを購入すると、
ご自身でジンバルカメラを交換して使用することが大きなメリットです。
(3)送信機にディスプレイがある
Mavic2シリーズは、送信機にスマホを接続して、スマホのディスプレイ(画面)で映像を確認しながら使用します。
EVO2は、送信機にディスプレイが付いていることが特徴的です。
(4)飛行時間
Mavicシリーズのバッテリーの持ち時間も、新機種が出るたびに長くなっており、
Mavic2シリーズのバッテリー1個での飛行時間は31分とされています。
EVO2は40分となっています。
(5)メーカーサーバー通信
2020年より、日本政府が国産ドローンの開発に力を入れるようになってきました。
その理由が、中国がドローンによって日本の機密情報を収集している情報によるものです。
EVO2は、メーカーサーバー通信が任意となっています。
国や地方公共団体から発注を受ける会社は、EVO2といったアメリカの会社が開発したドローンを導入する所が増えていくかもしれません。
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2020年11月現在は、予約販売のみ受け付けられており、
大阪だと、大国町にある株式会社協和産業にEVO2のモックが展示されています。
株式会社協和産業では、11月中に実機も展示されるそうです。
【販売店】
大阪の大国町にある株式会社協和産業で購入することができます。
オンラインショップで購入することもできます。
(行政書士 河はなよ)
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