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8/25 ACSL様主催のドローンレベル4セミナーに参加しました。

令和5年8月25日(金)、
㈱ACSL主催のドローンセミナー「型式認証とライセンスだけでは実施できない!?
レベル4飛行実現のための5つのポイント」に参加してきました。

ドローンのレベル4飛行とは、有人地帯における補助者なしの目視外飛行のことで、
主にドローンによる荷物配送での飛行が想定されています。

代表取締役CEOの鷲谷聡之様のビデオメッセージによる㈱ACSL様の事業紹介から始まり、
国土交通省航空局無人航空機安全課の課長補佐の勝間裕章による
「改正航空法の概要」についてのご講演がありました。
日本におけるドローン初期(平成27年頃)から
令和4年12月5日施行の最新の航空法の改正までの経緯が、
簡潔に分かりやすく説明されました。

国産ドローン「蒼天(そうてん)」
国産ドローン「蒼天」

そして、令和5年3月24日、レベル4の初飛行が実施されました。
㈱ACSL様の機体が、令和5年3月13日に型式として日本初の第一種の認証を受けたことから、
日本郵便㈱が航空局の許可承認を取得し、
24日にレベル4の初飛行が、実証実験として実施されたそうです。

操縦者は、今回のセミナーの登壇者でもある㈱ドローンオペレーション代表取締役の出口弘汰様で、
一等操縦ライセンスを保有されています。
日本初の第一種型式認証を取得した機体は、PF2-CAT3です。

実証実験の場所は東京都奥多摩町で、
奥多摩郵便局から個人宅への荷物配送という実証内容でした。
奥多摩郵便局は標高約340mの地点にあり、
今回の実証実験での配送先である集落とは標高差が約150mあるそうです。
標高差約80mを上る急勾配な坂道で、
冬には路面が凍結したり積雪したりすることで、郵便配達のバイクが登れず、
徒歩で配達をするといったこともあるそうです。

そのような荷物配送ルートが、
ドローンによる荷物配送だと、総飛行時間約9分のルートとなったそうです。

郵便局におけるドローンによる荷物配送が実現すれば、
立入管理措置を講じることなく、
第三者上空の飛行ルートを設定できるため、
ドローンの運航の効率がよくなり、
ドローン配送料金も低コストに抑えることができるようになることがメリットです。

PF2-CAT3

㈱ACSLの伊藤康浩様から、上記のようなレベル4の飛行事例のご紹介があり、
㈱ACSLの中村 哲様から、レベル4飛行の奥多摩での実証実験における
使用機体PF2-CAT3の実機を展示した解説もありました。
実物の荷物配送用ドローンを見ることができて、とてもうれしかったです。

後半では、レベル4飛行の際の許可承認申請の要点のご説明がありましたが、
今後、レベル4飛行の許可申請代行の依頼が増えるであろう行政書士向けに、
実務的な内容の申請方法のご説明があり、大変勉強になりました。
一般的な包括申請等とのちがいは、「リスク評価」をしっかり実施したうえで許可申請する点かと思います。
独自マニュアルの作成も必要となります。

最後に、レベル4飛行の奥多摩での実証実験で操縦された
㈱ドローンオペレーション代表取締役の出口弘汰様の講演があり、
レベル4飛行をする操縦士向けに重要な注意点のご案内がありました。

いつの日か、
ドローンが街中でamazonの荷物を運んでいるといった光景を
見かけるようになるのかもしれませんね。

ドローンのレベル4実現に向けて、行政書士としても全力で支援してきたいと思います👊

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